さて、今年2月に青葉郵便局(横浜市青葉区)の元郵便部長とダイレクトメール発送代行会社「ティーティーオー」の元幹部が郵便物の不正差出しに加担したとして加重収賄と背任の疑いで逮捕、起訴されていますが、一説にはこの事件による郵便局側の損害が数百億円にも上ると言われています。
また、すでにお知らせ致しました通り、この事件をきっかけに広告郵便申請や郵便物の差出検査が異常なほど厳しくなっています。
【郵便差出事情の悪化例】
• 広告郵便申請は遅くとも一週間以上前に届け出なければならない。
• 従来、広告郵便申請書への捺印は発送代行会社のもので構わなかったが、現在は差出人の捺印が無いと受理されない。
• これまで広告郵便申請の通っていた案件が審査で却下されるようになった。
• 広告郵便物差出の際に二重検査が行われるので、差出が終わるまでに2時間近く待たされることもある。
• 大口差出用の「郵便物集荷サービス」が廃止されたため、通数に関係なく、その都度郵便局に持ち込まなければならない。
• 規定重量のわずかなオーバーや申請書類の不備など、従来ならお目こぼしで通っていたものが今は一切融通が利かない。
このように、広告郵便物の申請・差出しに要する手間や費用負担は増す一方で、同業者の中には業務を縮小して郵便物の取扱いをやめた業者や、廃業する業者まで出てくる始末です。
弊社におきましては、諸経費の削減をはじめとする企業努力によりこれまで価格の維持につとめてまいりましたが、今般の郵便事情の変化による費用負担を独自で吸収するのは大変困難な状況となっております。
つきましては、まことに不本意ではございますが、平成31年1月1日の差出分より、広告郵便申請の代行および郵便物の差出業務における料金を見直しさせて頂きます。大変恐縮ではございますが、何卒諸事情をご賢察の上、ご理解を賜りますよう厚くお願い申し上げます。
記
1. 料金見直しの対象
広告郵便申請の代行および郵便物の差出に関する業務
2. 料金見直しの実施時期
平成31年1月1日以降の差出分より
3.見直し後の料金
DMの数量や形状、重量により異なるため、弊社営業担当者より追ってご連絡させて頂きます。