ゆうメールの料金・サイズ・配達日数・発送方法をご紹介【第35回】

ゆうメールの料金・サイズ・配達日数・発送方法をご紹介

パンフレットやカタログなどを送付する際に普通郵便よりも安く発送することができる日本郵便株式会社の「ゆうメール」。今回は、「ゆうメール」の料金やサイズ、配達日数、発送方法についてご紹介いたします。

ゆうメールの料金

ゆうメールの料金は全国一律で重量によって異なります。

重量 ~150g ~250g ~500g ~1kg
料金 180円 215円 310円 360円

引用元:ゆうメール|日本郵便株式会社

ゆうメールと普通郵便の料金比較

普通郵便は、主に50g以内の手紙やハガキを送る場合や、4kg以内の小さくて軽い商品の荷物を送る場合に利用されます。ゆうメールと普通郵便の料金比較は以下の通りです。

重量 ゆうメール 普通郵便※
~150g 180円 規格内:210円
規格外:300円
~250g 215円 規格内:250円
規格外:350円
~500g 310円 規格内:390円
規格外:510円
~1kg 360円 規格内:580円
規格外:710円

※規格内…ポストに投函できるサイズ。※規格外…ポストに投函できず窓口で発送するサイズ。
150g〜1kgの郵便物を送る場合には、ゆうメールを利用することで普通郵便よりも30円〜350円ほど割安になります。

ゆうメールのサイズ

ゆうメールのサイズは、長辺34cm以内・短辺25cm以内・厚さ3cm以内となっており、重さは1kg以内です。

ゆうメールのサイズ

  • 長辺:34cm以内、短辺:25cm以内
  • 厚さ:3cm以内
  • 重さ:1kg以内

ゆうメールで送れるもの

ゆうメールでは冊子形式になった印刷物やCD・DVDなどを送ることができます。また、申込用紙、アンケート用紙や返信用はがき、「見本」や「試供品」、割引券(クーポン券)なども同封することができます。

【送れるもの】

  • 漫画や小説などの書籍や雑誌、商品カタログ、会報誌、各種マニュアル、チラシ、リーフレット、カレンダーなど、冊子の形式になった印刷物(コイル状の金具で閉じたカレンダーもOK)
  • FD、CD、MD、DVD、レコード、ビデオテープ、カセットテープ、クレジットカード、パソコンのハードディスク、カメラのフィルム、レントゲン写真等などの電子記録媒体

【同封可能なもの】

  • 内容物よりも軽い付録
    ※同封の際は、内容物のタイトルと「付録」の文字を表示すること。
  • 申込用紙、アンケート用紙、払込書用紙など注文用の払込書用紙、返信に必要な事項を記載した用紙
  • 注文または返信用に、受取人の住所・氏名等を記載した封筒やはがき
  • 注文を促すための商品見本かつ「見本」「試供品」「サンプル」いずれかの文字を記載したもの
  • 注文または返信を促すための割引券(クーポン券)、記念品贈呈券、昼食券(コーヒー券)、駐車券、アンケート用紙等への記入用ボールペンなど

※契約書・請求書・許可書・証明書・文書自体に受取人が記載されているダイレクトメールなどの信書、冊子でない書類、手書きの書類は送ることができません。

ゆうメールの配達日数

ゆうメールの配達日数は普通郵便と同じで、概ね3〜4日です。ただし、土曜日・日曜日・祝日の配達はありません。地域や天候状況などにより異なり、稀に1週間〜10日程度かかる場合もあります。

【配達日数の目安】

翌々日配達の地域の場合の配達日数の目安は以下の通りです。

投函日 配達日
月曜日 水曜日(翌々日)
火曜日 木曜日(翌々日)
水曜日 金曜日(翌々日)
木曜日 月曜日(4日後)
金曜日 月曜日(3日後)
土曜日 火曜日(3日後)
日曜日 火曜日(翌々日)

引用元:メール便は土日でも配達できる?メール便では遅い場合の対処法も

基本料金+330円で「速達」にすると、通常の配達よりも約半日〜1日ほど早く配達することが可能です。また、基本料金+52円で「配達日指定」にすれば、土曜日・日曜日・祝日の配達も可能となります。

ゆうメールの発送方法

ゆうメールは普通郵便と同様、事前手続き不要で切手を貼りポストに投函すれば発送することができますが、普通郵便とは異なり包装方法に2つのルールがあります。

画像引用元:ゆうメールの送り方は?写真付きでわかる梱包と出し方のコツも解説!

  • 荷物の外装の見やすい所に「ゆうメール」と表記するか、市販のゆうメールシールを貼る。
  • 封入物が確認できるよう、封筒の一部を切り取るか透明封筒を使用する。または、内容品の見本を郵便局窓口で提示する。

ゆうメールは、発送の際に封筒の中身が確認できなければならないため、中身が見えるように封筒に切り込みを入れるか透明封筒を選ぶ、または郵便窓口で中身を提示するようにしましょう。

ダイレクトメール(DM)などで一度に大量のゆうメールを発送する場合には、「ゆうメール」と印字された透明封筒が便利です。
ゆうメールは、ポスト・郵便局窓口のどちらからでも差し出すことができます。

ゆうメールを追跡したい場合の発送方法

基本的にゆうメールには追跡番号はありませんが、「特定記録」というオプションを利用することでネット上で配達状況を確認することができます。「特定記録」は、基本料金+160円で利用することができます。
また、郵便物の届けが完了した際に、届け完了メールを受信できる「配達完了メールサービス」も利用可能です。

配達完了メールサービスについて詳しくはこちら>

ゆうメールを料金別納・料金後納で発送する方法

送る郵便物の料金がすべて同じゆうメールを一度に10個以上発送する場合には「料金別納」や「料金後納」が可能です。

  • 「料金別納」…料金が同一の郵便物を10個以上発送する場合に、切手を貼る手間を省き、料金を発送時に一括で支払う仕組み。
  • 「料金後納」…料金が同一の郵便物を50個以上発送する場合に、切手を貼る手間を省き、1ヶ月分の料金を一括で支払う仕組み。

ゆうメールは郵便ではないので「郵便」の文字を記載することは禁止されています。
ゆうメールでは、「料金別納郵便」「料金後納郵便」ではなく「料金別納」「料金後納」と記載しましょう。
また、通常「料金別納・料金後納」の郵便マークの下部1/2には広告を載せることができますが、ゆうメールの場合は郵便ではないので、郵便マークに広告を入れることはできません。

「料金別納」でゆうメールを発送する場合には、「別納郵便物等差出票」に必要事項を記入し郵便局窓口に郵便物を持って申し込みします。
「料金後納」でゆうメールを発送する場合には、事前に郵便局から承認を受ける必要があり、1ヶ月に差し出す郵便物の料金の概算額2倍以上に相当する金額を担保として提供します。

ゆうメールを安く出す方法

日本郵便のゆうメールは、郵便局の窓口やポストに個別投函された荷物(個別差出)を局内で仕分けし、日本郵便の配達網を使って配達するのですが、この場合、利用者(個人・法人)は運賃を定価で払う必要があります。

しかし、日本郵便には大量のゆうメールを差し出す大口取引先に対して、運賃を大幅に割引する「特約制度」というものがあります。
一度に大量のゆうメールを発送する場合には、個人で郵便局に持ち込むよりも、「特約制度」を利用できる佐川急便の「飛脚ゆうメール」や、ヤマト運輸の「クロネコゆうメール」※を利用することで発送費用を抑えることができます。

下表は、ゆうメールを扱う各社運賃を比較したものですが、日本郵便よりも佐川急便の方が安いことがわかります。

〜150g 〜250g 〜500g 〜1kg 〜2kg 〜3kg
ゆうメール(日本郵政) 180円 215円 310円 360円
飛脚ゆうメール(佐川急便) 115円 168円 168円 299円 330円 456円
クロネコゆうメール(ヤマト運輸) 2024年2月1日サービス開始(運賃未定)

※2023.7.7時点でクロネコゆうメールの運賃は未定となっています。
※「クロネコゆうメール」(仮称)は、2024年2月1日から開始されるメール便配送サービスです。詳しくはこちら>

まとまった数量のゆうメールを出す場合(法人限定)、郵便局に直接持ち込むのではなく、ヤマト運輸や佐川急便といった大口取引先を介して(大口差出)出すことで発送費用を大幅に抑えることができるでしょう。

まとめ

今回は、ゆうメールの料金やサイズ、配達日数、発送方法についてご紹介しました。
ゆうメールは、冊子形式になった印刷物やCD・DVDを封入することができ、申込用紙、アンケート用紙や返信用はがき、「見本」や「試供品」、割引券(クーポン券)などを同封することができます。
150g〜1kgの郵便物を送る場合には普通郵便に比べ30円〜350円ほど割安になりますので、ダイレクトメール(DM)のように一度に大量に発送する場合には大幅な経費削減となります。

私たちDM発送代行会社ジャパンメールでは、年間を通して数百万通以上のダイレクトメール(DM)を取り扱っております。日本郵政と「特約制度」を結んでいるヤマト運輸や佐川急便、またその他複数の大口特約先と提携しており、お客様のご要望やお荷物の仕様をもとに最適な窓口をお勧めしています。
重さや大きさなど諸条件により各社運賃が異なるため、
「一度に大量のDMを送るのに最安の発送方法が分からない」
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という方は、お気軽にご相談ください。

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