画像引用元:配達地域指定郵便物の料金の改定
日本郵便は2021年11月16日、「タウンメール(配達地域指定郵便物)」と「郵便区内特別郵便物」の料金を2022年4月1日から値上げすることを発表しました。
今回は、「タウンメール(配達地域指定郵便物)」の概要や値上げ後の料金、「郵便区内特別郵便物」の変更点などをまとめましたので参考にしてみてください。
目次
タウンメール(配達地域指定郵便物)の料金改定内容
区別 | 重量 | 改訂前 (〜2022年3月31日) |
改定後 (2022年4月1日〜) |
---|---|---|---|
定形郵便物 定形外郵便物 |
25gまで | 29円 | 57円 |
50gまで | 42円 | 67円 | |
100gまで | 56円 | 81円 |
引用参照元:配達地域指定郵便物の料金の改定
タウンメール(配達地域指定郵便物)とは?
「タウンメール(配達地域指定郵便物)」とは、A4サイズ(長さ34cm以内、幅25cm以内)、重量100g以内であれば、宛名不要で配達を希望するエリア全域に郵便物が配達される日本郵便によポスティングサービスです。
サービス利用歴や商品購入歴のないターゲットに対してもDMを送付出来るだけでなく、信頼度が高い郵便物であるため開封率も高いことから、新規顧客獲得のツールとして企業のMD販促に活用されてきました。
タウンメール(配達地域指定郵便物)のメリット
- 宛名不要でDM送付できる
- 希望するエリア全域に送れる
- ポスティングよりも短期間で配布される
- チラシではなく郵便物なので信頼度が高く開封率が高い
「タウンメール(配達地域指定郵便物)」の最大のメリットは宛名不要で送付できる点です。ポスティングサービスではDMを送付しにくい顧客や新聞を購読しておらず折込広告が届かない顧客にも効果的にDM送付することが可能です。
タウンメール(配達地域指定郵便物)の利用方法
郵便物の表面への表記 | 「配達地域指定」 |
---|---|
引受除外期間 | 12月15日~翌年1月14日の間 |
配達日数 | 普通郵便物の送達日数(2日) +3日程度の余裕 |
事前申請 | なし |
準備期間 | 最短3~5営業日 |
料金体系 | 定価 |
一通あたりの料金 | (改定前:〜2022年3月31日) 重量25gまで29円 重量25gを超え50gまで 42円 重量50gを超え100gまで 56円(改定後:2022年4月1日〜) 重量25gまで57円 重量25gを超え50gまで 67円 重量50gを超え100gまで 81円 |
最低差出個数 | 指定なし |
差出方法 | 郵便区番号ごとにまとめて、配達郵便局へ差出(一次区分) |
差出郵便局 | 配布エリアを管轄する配達局 |
その他 | ― |
引用参照元:「タウンメール」と「タウンプラス」の違い
郵便区内特別郵便物の改定内容
「タウンメール(配達地域指定郵便物)」の値上げのほか「郵便区内特別郵便物」も値上げとなり、郵便法改正に伴い差出条件が変更されます。
郵便区内特別郵便物の料金改定内容
「郵便区内特別郵便物」とは、A4サイズ(長さ34cm以内、幅25cm以内)、重量250g以内で、その郵便物の配達を行う郵便局または地域区分局が指定する郵便区に同時に100通以上差し出すなど所定の条件を満たすことで適応される割引のことです。
これまで「郵便区内特別郵便物」は通常の料金よりも15~49円割安なためDMをお得な料金で発送できるとされてきましたが、2022年4月1日以降、一通あたり一律5円の値上げとなります。
区別 | 重量 | 改訂前 (〜2022年3月31日) |
改定後 (2022年4月1日〜) |
---|---|---|---|
定形郵便物 | 25gまで | 57円 | 62円 |
50gまで | 63円 | 68円 | |
定形外郵便物 | 50gまで | 85円 | 90円 |
100gまで | 95円 | 100円 | |
100gまで | 131円 | 136円 | |
100gまで | 158円 | 163円 |
引用参照元:郵便区内特別郵便物の料金の改定および差出条件の変更
※「郵便区内特別郵便物」の値上げは「特別料金(3)」と「特別料金(4)」が適用となるものが対象で、「特別料金(1)」と「特別料金(2)」については変更ありません。
「郵便区内特別郵便物」の特別料金(1)~特別料金(4)の主な条件は以下の通りです。
画像引用元:郵便区内特別郵便物の料金の改定および差出条件の変更
郵便区内特別郵便物の差し出し条件改定内容
「郵便区内特別郵便物」は、これまで郵便物を配達局ごとに差し出す必要がありましたがが、2022年4月1日以降は『差出通数が配達局ごとに1000通以上』『配達局ごとの差出通数などを記載した内訳票を提出』などを条件に、その郵便物の配達局を受け持つ地域区分局にまとめて差し出すことが可能になります。
※「郵便区内特別郵便物」の値上げは「特別料金(3)」と「特別料金(4)」が適用となるものが対象で、「特別料金(1)」と「特別料金(2)」については変更ありません。
値上げ前に「タウンメール(配達地域指定郵便物)」を利用しましょう
今回は、「タウンメール(配達地域指定郵便物)」の概要や2022年4月1日以降の値上げ後の料金、「郵便区内特別郵便物」の変更点などをまとめました。
「郵便区内特別郵便物」が一律5円の値上げに対し、「タウンメール(配達地域指定郵便物)」は重量に応じて一通あたり25~28円の大幅な値上げとなります。
宛名不要で送れる「タウンメール(配達地域指定郵便物)」は
- 新規客にアプローチしたい人
- DMの送付にかかるコストを抑えたい人
- 顧客の宛名リスト(住所・氏名)を持っていない人
- 特定の地域に絞り込みDM送付したい人
におすすめのDM発送方法です。
「タウンメール(配達地域指定郵便物)」を利用するには、印刷から発送まで一括で依頼できるDM発送業者に依頼することで発送準備の工数を大幅に削減することが可能です。
通常タウンメールは12月15日~翌年1月14日の間はサービスが中断されるため、利用を検討している方は2022年3月末までに早めにDM発送業者に依頼すると良いでしょう。