クロネコDM便の補償について
カタログやパンフレットなど、ダイレクトメールを安く発送できることで人気のクロネコDM便ですが、今回はクロネコDM便の「補償」について詳しくご説明します。
ダイレクトメールの発送に適したクロネコDM便
配送途中に起きた荷物の破損や紛失、さてクロネコDM便で荷物の補償は受けられるのでしょうか? 答えはNOです。
クロネコDM便というのは、そもそも補償が必要になる荷物を送ることは出来ません。逆に言えば、「補償の必要がないもの(=ダイレクトメール)」を安く発送するのに最適な配送サービスがクロネコDM便なのです。
さて、皆さんのご自宅にも届くと思いますが、ダイレクトメールというのは受取手の意思に関係なく勝手に送られてきます。従って、場合によっては封も開けずに捨てられることもあるのですが、発送する側は敢えてそれを承知で送っているのです。つまり、最悪そのまま捨てられても構わない=補償のいらないものということになります。
補償の必要がある荷物は宅急便で
逆に、受取手の意思で注文した通販商品などはお金を払って購入しているわけですから、確実に受取手に届かないとトラブルになりますし、価値のあるものなら相当の補償も必要です。
この補償を受けられる配送サービスとしては、宅急便(責任上限30万円)、宅急便コンパクト(責任上限3万円)、ネコポス(責任上限3千円)などがありますので、荷物の形状や重量、また荷物そのものの価値などを想定した上で配送方法を使い分けると良いでしょう。
なお、荷物に補償の無いクロネコDM便ではありますが、紛失や破損があった場合、送料の返金もしくは代替品の無償発送には応じてもらえます。弊社においても、過去何度か代替品の再発送をお願いしていますし、代替品が用意できない場合に送料の返金に応じてもらったこともあります。
次に、何らかの理由で配達が遅延した場合ですが、これについてももちろん補償はありません。クロネコDM便の場合、出荷から原則4日間以内で配達完了となりますが、これはあくまでひとつの目安と考えた方がいいでしょう。
もし、急ぎの荷物や着日時を指定したい場合には、宅急便や宅急便コンパクトをお勧めします。
まとめ
クロネコDM便は、補償を必要としない荷物(ダイレクトメール)を大変安く発送できる配送サービスです。但し、送料が格段に安い分、配達日時の指定は出来ませんし、破損や紛失、また遅配の際の補償も一切ありません。
補償を必用とする荷物や確実に届けたいものは、宅急便やゆうパック、書留といった配送手段をお選び頂きますようお願い致します。