左図のようにはがきの側部や上部に穴が開いた圧着はがきを見かけることがあります。こちらは中面にかかれた「郵便はがき」の文字が外側から見えるように開けられたものです。
なぜわざわざ穴を開け「郵便はがき」の文字を見せる必要があるかというと、コーナーカットされた表面の部分がはがきの「本体」ではなく「添付物」だからです。
「郵便はがき」という文字は、表面から見えるようはがきの本体に明瞭に記載する必要があります。「はがきの本体」とは一番面積の大きい部分のことを指しますので、コーナーカットを施した部分ははがきの本体ではなく「添付物」になります。また添付物は必ず本体に付いていなければいけないので、Z型の圧着はがきの場合はどうしても真中の紙を本体にせざるを得ないのです。
よってこのように圧着面のサイズが同じものは、裏部分が本体になるため「郵便はがき」を中面に記載し尚且つ文字が表面から見えるよう穴を開けられています。