消印はどうやって押されているの?

昔は、ポストから集めた郵便物の向きを人の手で揃えたあとひとつひとつ消印を押してゆく、という時間と手間のかかる作業を行っていました。しかし現在では、膨大な量の郵便物を取り扱う大きな郵便局ではほとんどの作業が機械により自動化されています。自動化を図ることによりそれまでよりも格段に速く郵便物の処理を行うことが可能になりました。

ポストから集められた郵便物は向きがバラバラの状態なので、自動的に向きを揃えてくれる機械へと通されます。

機械には画像処理能力がありカメラ搭載されています。このカメラが郵便物全体を捉え、そこから切手の形状や切手に使用されたインクなどを感知し、消印を押す場所を確認しながら郵便物の向きを揃えていきます。

こうして向きを揃えたあとは、最後に機械で一気に消印を押していきます。この時、機械で消印が押されなかった郵便物は後程局員さんにより手押印されるそうです。